自由診療|福岡市早良区 倉重病院

エクソソーム点滴

エクソソームとは、細胞が放出する小さな粒子です。中にmiRNAなどの分子を含み、 細胞から細胞へ情報を運ぶと考えられています。このページでは、エクソソームの基礎、 その中身をどう調べているか、当院で行うエクソソーム点滴(自由診療)の受け方、 他の点滴との違いをご説明します。

Summary

エクソソーム点滴の要点

当院の製剤
1バイアル(2mL)あたり2兆6200億個(1mLあたり1兆3100億個)のエクソソームを含む、骨髄由来の製剤を使っています。粒子数・粒径・表面マーカーに加え、miRNA解析とIPA解析で「中身」まで確認しています。品質の確認結果を見る
受け方
目的に合わせて、点滴(静脈)または局所への投与から、医師が方法を選びます。
回数の目安
1回1〜2バイアルを、3〜5回が目安です。体の状態を見ながら、医師と一緒に計画します。
流れ
  1. 診察・状態確認
  2. 投与方法・量を決定
  3. 投与
  4. 体調確認・次回のご相談
費用
診察時にご案内します。初診の方は、別途初診料2,200円(税込)がかかります。
ご相談・ご予約
お電話 092-831-3516(平日 8:45〜12:30 / 13:30〜17:30)、またはご予約・お問い合わせからどうぞ。

小包のたとえで考える。幹細胞がつくる情報の小包。エクソソームを理解するために、私たちは『小包』のイメージで考えます。

幹細胞がつくったエクソソームが情報を運び、その中身がmiRNAやタンパク質です。

A 幹細胞(情報をつくる細胞)から B エクソソーム(情報を運ぶ小さな粒子)が放出され、その中身が C miRNA・タンパク質であることを示す図
この図の内容をテキストで読む
  • A 幹細胞:情報をつくる細胞
  • B エクソソーム:情報を運ぶ小さな粒子
  • C miRNA・タンパク質:小包の中身
ここが大切

エクソソームは、
幹細胞そのものではありません。

  • 幹細胞は「細胞」

  • エクソソームは細胞から
    放出される「粒子」

  • 中に入っている情報が、
    細胞の働きに関係します

だから、エクソソームの量だけでなく、
“中身”を見ることが大切です。

エクソソームとは? 幹細胞が届ける『情報の小包』。エクソソームは、細胞同士が情報をやり取りするための重要なメッセンジャーです。

エクソソームは、幹細胞などの細胞から放出される「情報を運ぶ小さな粒子」で、細胞間を移動して必要な情報を届けます。

幹細胞エクソソーム別の細胞幹細胞から放出されたエクソソームが別の細胞へ届く流れの図

幹細胞は「細胞」です。

私たちの体のさまざまな組織をサポートする細胞です。

エクソソームは、幹細胞などの細胞から放出される「情報を運ぶ小さな粒子」です。

細胞間を移動し、必要な情報を届けます。

以前は、幹細胞の働きは、傷んだ組織に入り別の細胞へ変わることが中心だと考えられていました。

「細胞そのものの置き換え」が主な役割とされていました。

現在では、エクソソーム、サイトカイン、成長因子などの情報伝達が重要な役割を持つことが分かってきています。

「情報のやり取り」が、体の機能を整えるカギとなります。

エクソソームは、幹細胞が持つ力を
安全に、効果的に届ける新しいアプローチです。

幹細胞とエクソソームの関係。幹細胞の働きは“細胞そのもの”だけではない。現在では、幹細胞が放出するエクソソーム、サイトカイン、成長因子などの情報伝達が、重要な役割を持つことが分かってきています。

以前は幹細胞自身が別の細胞へ変わると考えられていましたが、現在は放出されるエクソソームが周囲の細胞へ働きかけると考えられています。

以前の考え方(幹細胞自身が組織に入り別の細胞へ変わる)と、現在の考え方(幹細胞が放出するエクソソームが周囲の細胞へ働きかける)を比べた図
以前の考え方現在の考え方エクソソームサイトカイン成長因子

幹細胞自身が
傷んだ組織に入り、
別の細胞へ変わることが
中心だと考えられて
いました。

幹細胞が放出する
エクソソームなどの
情報が、周囲の細胞へ
働きかけることも
重要だと考えられて
います。

研究から分かってきたこと

実験では、幹細胞からエクソソームが放出されにくい状態にすると、組織保護や炎症調節などの作用が弱くなる研究もあります。

つまり、幹細胞が
“何を届けているのか”を見ることが重要です。

エクソソームとは? エクソソームは全部同じではない。『良い情報』だけを運んでいるわけではありません。エクソソームは、健康な細胞だけが放出しているわけではありません。炎症状態の細胞、老化した細胞、病的な細胞、がん細胞などもエクソソームを放出します。

では、そのエクソソームの中に何が入っているのかを確認することが大切です。

健康な細胞のイラスト健康な細胞
健康な細胞から放出されるエクソソームの流れ
炎症状態の細胞のイラスト炎症状態の細胞
炎症状態の細胞から放出されるエクソソームの流れ
老化した細胞のイラスト老化した細胞
老化した細胞から放出されるエクソソームの流れ
病的な細胞のイラスト病的な細胞
病的な細胞から放出されるエクソソームの流れ
がん細胞のイラストがん細胞
がん細胞から放出されるエクソソームの流れ

エクソソームは、
さまざまな状態の細胞から放出されます。

では、そのエクソソームの中に
何が入っているのか。

エクソソームとは? 含まれる情報によっては、望ましくない作用に関与することもあります。そこに含まれる情報によっては、次のような働きに関与することがあります。

だからこそ、エクソソームに含まれる情報をしっかりと調べて、望ましくない作用に関与するものが入っていないかを確認することが重要です。

炎症を促す

免疫反応を変える

異常な血管新生に関係する

線維化に関係する

腫瘍の増殖や転移に関係する

『エクソソームが入っている』だけでは、その製剤の良し悪しは分かりません。

大切なのは、そのエクソソームの中に何が入っているのかを確認することです。

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幹細胞がつくる情報の小包

エクソソームを理解するために、私たちは『小包』のイメージで考えます。

幹細胞が届ける『情報の小包』

エクソソームは、細胞同士が情報をやり取りするための重要なメッセンジャーです。

幹細胞の働きは“細胞そのもの”だけではない

現在では、幹細胞が放出するエクソソーム、サイトカイン、成長因子などの情報伝達が、重要な役割を持つことが分かってきています。

エクソソームは全部同じではない

『良い情報』だけを運んでいるわけではありません。エクソソームは、健康な細胞だけが放出しているわけではありません。炎症状態の細胞、老化した細胞、病的な細胞、がん細胞などもエクソソームを放出します。

含まれる情報によっては、望ましくない作用に関与することもあります

そこに含まれる情報によっては、次のような働きに関与することがあります。

エクソソームの中身を調べる miRNA解析。エクソソームには、miRNAなどの小さなRNAが含まれます。miRNAは、細胞の遺伝子の働きに関わる情報です。

どんなmiRNAが入っているか、どのmiRNAが多いか、そのバランスを確認します。

そのため、エクソソーム中のmiRNAを解析し、
次の3点を確認します。

どんなmiRNAが
入っているか

含まれる種類を確認

どのmiRNAが
多いか

発現量の多いmiRNAを確認

全体として
どんな構成か

全体のバランスを確認

miRNAには、さまざまな働きに
関係するものがあります。

Tumor Suppressor miRNA(がん抑制に関係するmiRNA)

異常な細胞増殖を抑える方向で研究されるmiRNAなど

2種類のmiRNAのバランスを表す天秤

OncomiR(がん促進に関係するmiRNA)

条件によって炎症や腫瘍関連経路に関係するmiRNAなど

一種類だけではなく、
全体の構成やバランスを確認することが重要です。

だからこそ、miRNA解析で
“中身の情報”を評価します。

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エクソソームの中身を調べる miRNA解析

エクソソームには、miRNAなどの小さなRNAが含まれます。miRNAは、細胞の遺伝子の働きに関わる情報です。

その情報は、体の何に関係する? IPA解析。患者さんにとって大切なのは、『中身が分かったあと、その情報が体のどんな働きや経路と関係する可能性があるのか』を知ることです。

IPA解析は、miRNAの情報を『体の働きとのつながり』として見るための解析です。

miRNA解析(小包の中に何が入っているか)とIPA解析(その情報が体のどんな働き・生物学的経路と関係する可能性があるか)の2段階を示す図
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  • miRNA解析:小包の中に何が入っている?(どんなmiRNAが含まれているかを確認)
  • IPA解析:その情報が体のどんな働き・生物学的経路と関係する可能性がある?(miRNAが関わる働きや経路を読み解く)
IPA解析は、miRNAの情報を『体の働きとのつながり』として見るための解析です

良い働きだけではなく、注意して見るべき働きも評価する。IPA解析では、望ましい方向の働きだけでなく、注意して見るべき生物学的な働きとの関連も確認します。

エクソソームの『中身』が体にどう関わるのかまで確認することが重要です。

良い方向に働く可能性のある経路(例)と、注意して評価する経路(例)を並べた図
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良い方向に働く可能性のある経路(例)

  • 炎症を抑える経路
  • 組織修復・再生に関わる経路
  • 免疫バランスを整える経路
  • 神経保護に関わる経路

注意して評価する経路(例)

  • 炎症を促進する経路
  • 線維化に関わる経路
  • 異常な血管新生に関わる経路
  • 腫瘍の増殖や転移に関わる経路
  • 免疫を過剰に活性化する経路
だからこそ、エクソソームの『中身』が体にどう関わるのかまで確認することが重要です。IPA解析は、miRNAの情報を体とのつながりとして読み解くための材料になります

その情報は、体の何に関係する? IPA解析。miRNA解析で分かった『中身の情報』から、その情報が体のどんな働きや生物学的経路と関係する可能性があるのかを読み解きます。

炎症・免疫、組織修復、血管形成、神経、代謝など10の生物学的領域との関係を確認します。

IPA解析で関係が注目される生物学的領域(例)。炎症・免疫、組織修復、血管形成、神経、代謝、生殖・ホルモン、細胞老化、細胞死・生存、線維化、腫瘍関連の10領域を示す図
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  • 炎症・免疫:炎症の調節や免疫応答との関係を見る
  • 組織修復:組織の修復や再生に関わる経路との関係を見る
  • 血管形成:血管の新生や安定化に関わる経路との関係を見る
  • 神経:神経の保護や神経機能に関わる経路との関係を見る
  • 代謝:エネルギー代謝や代謝バランスに関わる経路を見る
  • 生殖・ホルモン:生殖機能やホルモンバランスに関わる経路との関係を見る
  • 細胞老化:細胞の老化や加齢関連の経路との関係を見る
  • 細胞死・生存:細胞の生存やアポトーシスなどの経路との関係を見る
  • 線維化:線維化の進行や組織の硬化に関わる経路を見る
  • 腫瘍関連:腫瘍の増殖や転移に関わる経路との関係を見る

良さそうな働きだけを探すのではありません。炎症促進や腫瘍関連など、注意して見るべき生物学的な働きとの関連も含めて評価します。

複数のmiRNAが、これらのさまざまな領域と
どのように関わっているのかを総合的に解析・評価します。

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その情報は、体の何に関係する? IPA解析

患者さんにとって大切なのは、『中身が分かったあと、その情報が体のどんな働きや経路と関係する可能性があるのか』を知ることです。

良い働きだけではなく、注意して見るべき働きも評価する

IPA解析では、望ましい方向の働きだけでなく、注意して見るべき生物学的な働きとの関連も確認します。

IPA解析で読み解くこと

miRNA解析で分かった『中身の情報』から、その情報が体のどんな働きや生物学的経路と関係する可能性があるのかを読み解きます。

粒子数は重要。でも「何が多いのか」を確認する。十分な粒子数が確認されていることは重要です。

粒子数に加えて、CD9・CD63等の特徴と粒径分布を組み合わせて確認します。

ただし、粒子数測定で数えられる粒子がすべてエクソソームとは限りません。細胞由来の微細片、タンパク質凝集物、脂質粒子などがカウントされる可能性があります
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ただし、粒子数測定で数えられる粒子=すべてエクソソームとは限りません。細胞由来の微細片、タンパク質凝集物、脂質粒子などがカウントされる可能性があります。

だからこそ、3つのポイントを組み合わせて確認します。

確認する3つのポイント。粒子数(量)、CD9・CD63等(エクソソームらしい特徴)、粒径分布(粒子の状態・ばらつき)
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  • 粒子数(量):十分な量が含まれているかを確認します。(NTAによる粒子数測定)
  • CD9・CD63等(エクソソームらしい特徴):エクソソームに特徴的なマーカーの有無や量を確認します。(フローサイトメトリー等)
  • 粒径分布(粒子の状態・ばらつき):粒子の大きさの分布や状態のばらつきを確認します。(NanoSightによる粒径分布解析)
「多い」は大切。だからこそ、その“多い”が何なのかまで確認する

エクソソームは『何から・どう作られたか』でも違う。エクソソーム自体は細胞ではありません。でも、どの細胞から作られたのかは重要です。

同じ『エクソソーム』という名前でも、何から作られたかで特徴は変わります。

まずは由来を確認します。骨髄由来・脂肪由来・歯髄由来・臍帯由来の4種類の特徴を並べた図
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  • 骨髄由来:造血や免疫に関わる多様な因子を含むことが期待されます。
  • 脂肪由来:再生や抗炎症に関わる因子が多く含まれる傾向があります。
  • 歯髄由来:再生・修復に関わる因子が含まれ、組織修復への関与が期待されます。
  • 臍帯由来:若い細胞由来とされ、多様な生理活性因子を含むことが知られています。
元になる細胞が違えば、そこから放出されるエクソソームのmiRNAやタンパク質の構成も同じとは限りません
同じ『エクソソーム』という名前でも、何から作られたかで特徴は変わります

元になる細胞の状態も確認します。同じ由来でも、元になる細胞の状態が違えば、エクソソームの特徴も同じとは限りません。

3継代以内という基準で管理された細胞を選択しています。

元になる細胞について確認する4項目。若い状態であるか、健康状態に問題がないか、感染症リスクが確認されているか、既往歴などの基準を満たしているか
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  • 若い状態であるか:若い状態で管理されている細胞かを確認します。
  • 健康状態に問題がないか:健康状態に関する基準を満たしているかを確認します。
  • 感染症リスクが確認されているか:感染症に関する確認が行われているかを見ます。
  • 既往歴などの基準を満たしているか:あらかじめ定めた基準を満たしているかを確認します。
細胞を何回増やしたか。3継代以内という基準で管理された細胞を選択しています
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細胞を何回増やしたか:3継代以内。細胞は培養・分裂を繰り返すことで、細胞老化や遺伝子発現、分泌する成分などが変化する可能性があります。私たちは、3継代以内という基準で管理された細胞を選択しています。

重要なのは、必要以上に増やさずに作れるかという考え方です

どんな環境で育てたか。細胞をどのような環境で育てるかも、エクソソームの特徴を考えるうえで重要です。

当院が採用している製剤は3D培養で、条件より結果を確認して評価しています。

2D培養(細胞を平らな培養面の上で育てる方法)と3D培養(細胞同士が立体的に関わる環境で育てる方法)の比較図
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  • 2D培養:細胞を平らな培養面の上で育てる方法。
  • 3D培養:細胞同士が立体的に関わる環境で育てる方法。
私たちが採用しているのは3D培養です
大切なのは『条件』より『結果』。粒子数、CD9・CD63等、粒径分布、miRNA構成の4項目を確認する図
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大切なのは『条件』より『結果』。次の項目から評価します。

  • 粒子数
  • CD9・CD63等
  • 粒径分布
  • miRNA構成
重要なのは、『3継代以内』『3D培養』という条件そのものではありません。その条件で作った結果として、どのようなエクソソームが得られたのかを分析することです

当院採用製剤の品質カルテ。確認している項目を、ひと目で。

“エクソソーム”という名前だけではなく、何が、どれだけ、どのような状態で確認されているかを見て選んでいます。

当院採用製剤で確認している9項目。粒子数(1兆3100億個のエクソソーム含有・1mLあたりの粒子数の平均値)、CD9/CD63(エクソソーム関連マーカーを確認)、粒径分布(平均粒径156.6nm)、miRNA解析(上位100のmiRNAを確認)、IPA解析、感染性・安全性(細菌・真菌・ウイルス・マイコプラズマを確認)、3継代以内、3D培養、元になる細胞の管理
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  • 粒子数:1兆3100億個のエクソソーム含有(1mLあたりの粒子数・平均値)
  • CD9 / CD63:エクソソーム関連マーカーを確認。微細片や凝集物などを除外して評価するため、CD9・CD63を確認済み。
  • 粒径分布:平均粒径 156.6 nm。粒子の大きさ・状態を確認。
  • miRNA解析:上位100のmiRNAを確認。主なmiRNAの構成やバランスを確認し、安全性・有用性を評価。
  • IPA解析:体の働きとの関連を解析。疾患・機能との関連性を包括的に評価。
  • 感染性・安全性:細菌・真菌・ウイルス・マイコプラズマを確認(細菌、真菌、B型肝炎DNA、C型肝炎RNA、HIV DNA、ヘルペスDNA、CMV DNA、マイコプラズマDNA)。
  • 3継代以内:必要以上に増やさない管理。品質を保つため3継代以内で製造。
  • 3D培養:立体的な培養環境で作製。
  • 元になる細胞の管理:細胞の状態・感染症リスクなどを確認。骨髄由来の多能性間葉系間質細胞(ヒト由来)を使用。
私たちは、“エクソソーム”という名前だけではなく、何が、どれだけ、どのような状態で確認されているかを見て選んでいます

なぜ、この製剤を選んだのか。「由来」ではなく、確認できた事実を総合して選びました。

由来も、作り方も、中身も。すべてを確認して選んでいます。

骨髄由来を選んだ理由、脂肪由来を選ばなかった理由、歯髄由来を現時点で選ばなかった理由をまとめた図
この図の内容をテキストで読む

骨髄由来を選んだ理由

研究の蓄積が長く、元になる細胞から完成した製剤まで、私たちが確認したい情報を追うことができた。

脂肪由来を選ばなかった理由

脂肪由来そのものを否定しているわけではありません。検討した製剤では、元になる細胞の状態や背景について、私たちが求める範囲まで確認できないものがありました。

歯髄由来を現時点で選ばなかった理由

歯髄由来にも有望な研究があります。一方で、検討した製剤には継代を重ねた細胞を使用するものもあり、長期培養による細胞の変化や安全性について、現時点では採用判断に十分な情報がないと考えました。

私たちの判断基準。研究蓄積、元になる細胞をどこまで確認できるか、製造条件をどこまで把握できるか、完成した製剤をどこまで分析できているか
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  • 研究蓄積
  • 元になる細胞をどこまで確認できるか
  • 製造条件をどこまで把握できるか
  • 完成した製剤をどこまで分析できているか
由来も、作り方も、中身も。すべてを確認して選ぶ
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粒子数は重要。でも「何が多いのか」を確認する

十分な粒子数が確認されていることは重要です。

エクソソームは『何から・どう作られたか』でも違う

エクソソーム自体は細胞ではありません。でも、どの細胞から作られたのかは重要です。

元になる細胞の状態も確認します

同じ由来でも、元になる細胞の状態が違えば、エクソソームの特徴も同じとは限りません。

どんな環境で育てたか

細胞をどのような環境で育てるかも、エクソソームの特徴を考えるうえで重要です。

当院採用製剤の品質カルテ

確認している項目を、ひと目で。

なぜ、この製剤を選んだのか

「由来」ではなく、確認できた事実を総合して選びました。

この治療は、どう受ける? 投与方法と回数の目安。

目的に応じて静脈または局所へ投与し、1回1〜2バイアル、3〜5回が目安です。

投与方法(目的に応じて静脈または局所へ投与)、1回の目安(1〜2バイアル)、回数の目安(3〜5回)を示す図
この図の内容をテキストで読む
  • 投与方法:目的に応じて、静脈または局所へ投与します。投与方法は、体の状態や目的に応じて医師が検討します。
  • 1回の目安:1〜2バイアル。状態や目的に応じて調整します。
  • 回数の目安:3〜5回。医師と相談しながら計画します。
症状によっては1回5バイアルを提案する場合があります。症状や目的に応じて判断します
治療の流れ。1 診察・状態確認、2 投与方法・量を決定、3 投与、4 体調確認・次回相談
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  1. 診察・状態確認
  2. 投与方法・量を決定
  3. 投与
  4. 体調確認・次回相談
このような方はご相談ください(自分に合う投与方法を知りたい、投与量や回数の目安を知りたい、リスクや進め方を確認したい)。慎重に相談したいケース(妊娠・授乳中、感染症がある場合、重い持病がある場合、がん治療中・既往がある場合、アレルギー歴がある場合)
この図の内容をテキストで読む

このような方はご相談ください

  • 自分に合う投与方法を知りたい
  • 投与量や回数の目安を知りたい
  • リスクや進め方を確認したい

慎重に相談したいケース

  • 妊娠・授乳中
  • 感染症がある場合
  • 重い持病がある場合
  • がん治療中・既往がある場合
  • アレルギー歴がある場合

などは、特に安全性を考慮しながら慎重に医師と相談しましょう。

投与方法・量・回数は、一律ではありません。体の状態や目的に応じて、医師が個別に検討します

こんな悩みと、どんな体の働きが関係している? 悩みの背景を、生物学的な働きから見る。

こうした悩みの背景には、1つではなく複数の生物学的な働きが関係しています。

7つの悩みと関係する生物学的な働きの対応表。疲れやすい・回復しにくい→代謝・細胞の生存・炎症、慢性的な痛みや違和感がある→炎症・免疫・組織修復、血流や冷えが気になる→血管形成・血管機能・炎症、年齢とともに衰えを感じる→細胞老化・細胞死・代謝、神経系の不調が気になる→神経関連・炎症・細胞生存、ホルモンバランスや生殖機能が気になる→生殖・ホルモン関連、体の中の炎症や免疫バランスが気になる→炎症・免疫・サイトカイン関連
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  • 疲れやすい・回復しにくい → 代謝・細胞の生存・炎症
  • 慢性的な痛みや違和感がある → 炎症・免疫・組織修復
  • 血流や冷えが気になる → 血管形成・血管機能・炎症
  • 年齢とともに衰えを感じる → 細胞老化・細胞死・代謝
  • 神経系の不調が気になる → 神経関連・炎症・細胞生存
  • ホルモンバランスや生殖機能が気になる → 生殖・ホルモン関連
  • 体の中の炎症や免疫バランスが気になる → 炎症・免疫・サイトカイン関連
こうした悩みの背景には、1つではなく複数の生物学的な働きが関係しています

体感が現れるまでの時間や、変化の感じ方には個人差があります。エクソソーム治療では、投与後すぐにすべての方が同じような変化を感じるわけではありません。

体の中で起こる変化と、本人が「変わった」と感じるタイミングは、必ずしも同じではありません。

製剤にはエクソソームに加えてサイトカインや成長因子などが含まれる場合があること、サイトカインや成長因子は細胞へのシグナル伝達に関わること、エクソソームに含まれるmiRNAなどは細胞に取り込まれた後に遺伝子発現や細胞機能の調節に関わることが研究されていることを示す図
この図の内容をテキストで読む
  • 製剤には、エクソソームに加えて、サイトカインや成長因子などが含まれる場合があります。
  • サイトカインや成長因子は、細胞へのシグナル伝達に関わります。
  • 一方、エクソソームに含まれるmiRNAなどは、細胞に取り込まれた後、遺伝子発現や細胞機能の調節に関わることが研究されています。
体の中で起こる変化と、本人が「変わった」と感じるタイミングは、必ずしも同じではありません

『体感』として気づくタイミングも、人によって異なります。小さな変化が起きていても、それを『体感』として認識するタイミングには個人差があります。

症状の種類や期間、年齢、生活習慣などによって、経過には違いがあります。

比較的早く変化を感じる方、複数回の治療後に変化を感じる方、治療を重ねても明確な体感が得られない方の3パターンを示す図
この図の内容をテキストで読む
  • 比較的早く変化を感じる方
  • 複数回の治療後に変化を感じる方
  • 治療を重ねても明確な体感が得られない方
経過の違いに関係する可能性があるもの。症状の種類や程度、症状が続いている期間、年齢、基礎的な健康状態、生活習慣、これまでの治療歴
この図の内容をテキストで読む
  • 症状の種類や程度
  • 症状が続いている期間
  • 年齢
  • 基礎的な健康状態
  • 生活習慣
  • これまでの治療歴
一律に『何回で変化する』とは言えません

中身を調べていないと、「何が入っているか分からない」だけではありません。エクソソームの中には、炎症、免疫、血管形成、線維化、細胞増殖、腫瘍関連など、さまざまな働きに関係するmiRNAが含まれる可能性があります。

自分の体に入れるものだから、名前だけで選ばず、中身まで確認することが大切です。

エクソソームに含まれるmiRNAが関係する可能性のある働き。炎症、免疫、血管形成、線維化、細胞増殖、腫瘍関連
この図の内容をテキストで読む
  • 炎症
  • 免疫
  • 血管形成
  • 線維化
  • 細胞増殖
  • 腫瘍関連

そのため、miRNA解析やIPA解析を行っていなければ、望ましい働きとの関連だけでなく、注意して見るべき生物学的な関連が含まれていないかも評価できません。

見えないリスクとは、悪いものが入っていると決めつけることではなく、注意して見るべき情報が含まれていても分からないことです
だから治療前に、きちんと確認しましょう。自分の体に入れるものだから、名前だけで選ばず、中身まで確認することが大切です
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この治療は、どう受ける?

投与方法と回数の目安。

こんな悩みと、どんな体の働きが関係している?

悩みの背景を、生物学的な働きから見る。

体感が現れるまでの時間や、変化の感じ方には個人差があります

エクソソーム治療では、投与後すぐにすべての方が同じような変化を感じるわけではありません。

『体感』として気づくタイミングも、人によって異なります

小さな変化が起きていても、それを『体感』として認識するタイミングには個人差があります。

中身を調べていないと、「何が入っているか分からない」だけではありません

エクソソームの中には、炎症、免疫、血管形成、線維化、細胞増殖、腫瘍関連など、さまざまな働きに関係するmiRNAが含まれる可能性があります。

こんなことが気になる方へ。日々の不調や、年齢とともに気になる変化はありませんか?

こうした悩みの背景には、炎症・免疫・代謝・血管機能・神経・組織修復・ホルモンなど、複数の生物学的な働きが関係している場合があります。

日々の不調や年齢とともに気になる変化の例を16項目並べた図。疲れやすい・回復しにくい、体力や持久力の低下、慢性的な痛みや違和感、関節のこわばり、血流や冷え、睡眠の質、集中力・記憶力、気分の落ち込み、しびれ・神経系の不調、脳血管の健康、肌トラブル、肌のハリ・弾力、胃腸の調子・便通、ホルモンバランスや基礎体温、炎症や免疫バランス、目のかすみ・眼の老化
この図の内容をテキストで読む
  • 疲れやすい・回復しにくい
  • 体力や持久力の低下を感じる
  • 慢性的な痛みや違和感が続いている
  • 関節のこわばり・動かしにくさが気になる
  • 血流や冷え、体温の低さが気になる
  • 睡眠の質が気になる・朝すっきりしない
  • 集中力・記憶力・頭のすっきり感が気になる
  • 気分の落ち込み・意欲低下・心身の疲れが気になる
  • しびれ・感覚の違和感・神経系の不調が気になる
  • 脳血管の健康や、脳梗塞後の体調変化が気になる
  • 肌荒れ・乾燥・赤み・くすみなどの肌トラブルが気になる
  • 肌のハリ・弾力・年齢による変化が気になる
  • 胃腸の調子・便通が気になる
  • ホルモンバランスや基礎体温が気になる
  • 炎症や免疫バランスが気になる
  • 目のかすみ・視界の変化・眼の老化が気になる
こうした悩みの背景には、炎症・免疫・代謝・血管機能・神経・組織修復・ホルモンなど、複数の生物学的な働きが関係している場合があります
エクソソームに含まれる情報が、こうした体の働きとどのように関係するのか。私たちはmiRNA解析やIPA解析を通して確認しています

「プラセンタや高濃度ビタミンなど、他の点滴とどう違うの?」とご質問をいただくことがあります。同じ“点滴”でも、体へのアプローチは異なります。

大切なのは、どちらが上かではなく、何を目的に、どのような仕組みで体にアプローチするのかを理解することです。

他の点滴(足りないものを補う・機能を支える。ビタミン、ミネラル、アミノ酸、抗酸化成分)と、エクソソーム(細胞に情報を届け、修復や調整に関わる)の比較図
この図の内容をテキストで読む

他の点滴

足りないものを補う・機能を支える。

  • ビタミン
  • ミネラル
  • アミノ酸
  • 抗酸化成分

栄養や成分を補い、体の働きを支えるイメージ。

エクソソーム

細胞に情報を届け、修復や調整に関わる。細胞間の情報伝達に関わるイメージ。

大切なのは、どちらが上かではなく、何を目的に、どのような仕組みで体にアプローチするのかを理解することです

同じ再生医療でも、アプローチは異なります。自己脂肪幹細胞とエクソソームの違い

自己幹細胞は“細胞そのもの”を体に戻す治療、エクソソームは“細胞が出す情報”を届ける治療です。

自己脂肪幹細胞(自分の細胞そのものを使う)とエクソソーム(細胞が出す“情報”を使う)の特徴と考慮点を並べた比較図
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自己脂肪幹細胞:自分の細胞そのものを使う

特徴

  • 自分の脂肪から細胞を採取
  • 細胞そのものを培養して投与
  • 投与後もしばらく情報を出し続ける可能性

考慮点

  • 採取と培養の工程が必要
  • 費用が高額になりやすい
  • 年齢や基礎状態の影響を受ける可能性
  • 安全性に配慮した管理が重要

エクソソーム:細胞が出す“情報”を使う

特徴

  • 細胞が放出する小さな粒子を利用
  • 細胞ではなく“情報”を届ける
  • 質を確認した製剤を集中的に投与できる

考慮点

  • 本人からの細胞採取が不要
  • 培養の待ち時間がない
  • 比較すると費用を抑えやすい
  • 長く残る細胞ではないため、経過を見て治療設計する

優劣ではなく、方法の違いです。

自己幹細胞は“細胞そのもの”を体に戻す治療。エクソソームは“細胞が出す情報”を届ける治療。いずれも適応や目的、治療設計を医師と相談しながら検討します

自分の細胞だから安心、とは限りません。自己脂肪幹細胞で考えられること。自己脂肪幹細胞治療では、自分の細胞そのものを採取・培養して体内へ戻します。ただし、大切なのは『自分の細胞かどうか』ではなく、『その細胞が今どのような状態か』を見ることです。

年齢や基礎疾患、培養の影響で、細胞から放出される情報は変化する可能性があります。

自己脂肪幹細胞で考えられる6項目。細胞の老化、基礎疾患や代謝状態の影響、放出される情報の変化、培養による変化、個人ごとの品質差、投与時の安全管理
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  • 1 細胞の老化:年齢とともに、増殖能・修復能が低下している可能性があります。
  • 2 基礎疾患や代謝状態の影響:糖尿病・肥満・慢性炎症などが、細胞の性質に影響する可能性があります。
  • 3 放出される情報の変化:老化した細胞では、エクソソームやmiRNAの構成が若い細胞由来と異なる可能性があります。
  • 4 培養による変化:培養や継代を重ねることで、細胞の性質が変化する可能性があります。
  • 5 個人ごとの品質差:年齢・体質・基礎状態などにより、患者ごとにばらつきが生じます。
  • 6 投与時の安全管理:生きた細胞を扱うため、投与方法や安全管理が重要です。
加齢・生活習慣・慢性炎症などの影響で状態が変化した細胞から放出される情報も変化し、体内での反応や効果は個人によって異なる可能性があることを示す図
『自分の細胞だから安心』ではなく、その細胞が今どんな状態なのかを確認することが重要です

どんな違いを見て考える? 自己脂肪幹細胞とエクソソームの考え方

エクソソームは「どの細胞が、どんな情報を出しているか」を確認して選ぶという考え方です。

自己幹細胞は「自分の今の細胞」を使う治療。エクソソームは「どの細胞が、どんな情報を出しているか」を確認して選ぶという考え方です
自己脂肪幹細胞の考え方。自分の細胞そのものを採取・培養して使う、治療自体が高額になりやすくさらに個別にmiRNA解析まで行うには現実的ではない高額な費用です、年齢や基礎状態の影響を受けた細胞を使う可能性がある
この図の内容をテキストで読む
  • 自分の細胞そのものを採取・培養して使う
  • 治療自体が高額になりやすく、さらに個別にmiRNA解析まで行うには、現実的ではない高額な費用です
  • 年齢や基礎状態の影響を受けた細胞を使う可能性がある
エクソソームの考え方。細胞そのものではなく情報を運ぶ粒子を使う、元になる細胞の条件を選択しやすい、粒子数・粒径・CD9/CD63・miRNA・IPA・安全性を確認しやすい、採取や細胞培養の待ち時間が不要、一定量を計画的に投与しやすい
この図の内容をテキストで読む
  • 細胞そのものではなく、情報を運ぶ粒子を使う
  • 元になる細胞の条件を選択しやすい
  • 粒子数・粒径・CD9 / CD63・miRNA・IPA・安全性を確認しやすい
  • 採取や細胞培養の待ち時間が不要
  • 一定量を計画的に投与しやすい
大切なのは、どちらが上かではなく、何を使い、どこまで確認できているかを理解して選ぶことです
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こんなことが気になる方へ

日々の不調や、年齢とともに気になる変化はありませんか?

同じ“点滴”でも、体へのアプローチは異なります

「プラセンタや高濃度ビタミンなど、他の点滴とどう違うの?」とご質問をいただくことがあります。

自己脂肪幹細胞とエクソソームの違い

同じ再生医療でも、アプローチは異なります。

自分の細胞だから安心、とは限りません

自己脂肪幹細胞治療では、自分の細胞そのものを採取・培養して体内へ戻します。ただし、大切なのは『自分の細胞かどうか』ではなく、『その細胞が今どのような状態か』を見ることです。

どんな違いを見て考える?

自己脂肪幹細胞とエクソソームの考え方。

出典・参考情報

  1. テオリアサイエンス株式会社「受託解析結果(NanoSight測定・エクソスクリーン測定)」(2023年8月24日)
    粒子数および粒径分布の測定(NanoSight LM10 / 解析ソフトウェア NTA 3.4)、エクソソーム関連マーカー CD9・CD63 の確認
  2. テオリアサイエンス株式会社「miRNA Analysis of BM-MSC EVs」
    骨髄由来間葉系幹細胞のエクソソームに含まれる上位100のmiRNAの構成と発現量の解析
  3. テオリアサイエンス株式会社「IPA Analysis of BM-MSC EVs」
    IPA(Ingenuity Pathway Analysis)の Disease and Function による、miRNAと疾患・生物学的機能との関連の解析
  4. テオリアサイエンス株式会社「Potential miRNAs and their expression levels for disease treatment in EVs of BM-MSCs」
    加齢黄斑変性・血管新生・血管炎症抑制・アルツハイマー病などの領域と、関連するmiRNAの発現量の解析
  5. 製造元の製品証明書
    感染性・安全性の確認(細菌、真菌、B型肝炎DNA、C型肝炎RNA、HIV DNA、ヘルペスDNA、CMV DNA、マイコプラズマDNA)、および原材料・保存条件

本ページの粒子数・粒径・マーカー・miRNA解析・IPA解析に関する記述は上記の受託解析結果に、 感染性・安全性に関する記述は製造元の製品証明書に基づいています。 粒子数は1mLあたり1兆3100億個(1.31×1012 particles/mL)を採用しており、 1バイアル(2mL)あたりでは2兆6200億個にあたります。 本解析結果は、実際の検体を用いて詳細に確認された実測データです。 製造ロットごとに一定の変動が生じる可能性はありますが、 本製剤の品質特性を示す重要な評価データのひとつとしてご覧いただけます。 検査・治療の適応や進め方は、診察のうえ医師が個別に判断します。

AI Concierge

エクソソームについて、AIコンシェルジュに質問する

このページの内容について、疑問の整理と関連する節のご案内を行います。下のいずれかを選ぶと、質問文が入力欄に入った状態で開きます。

AIによる一般的な情報提供であり、診断を行うものではありません。 お名前・ご連絡先などの個人情報は入力しないでください。 症状のご相談は、外来にて医師が承ります。

ご不明な点は、診察時に医師へご相談ください。
体の状態や目的に応じて、治療設計を一緒に検討します。

もう一つの選択肢を見るこの分野の研究をわかりやすく読む
当院採用製剤の解析結果を見る(miRNA上位100種)

この製剤について

由来
骨髄由来のヒト間葉系幹細胞(BM-MSC)
培養方法
3D培養(三次元培養)
入手
当院で製造・精製しているものではなく、医師の個人輸入により入手しています

この製剤に何が含まれているか

当院が採用している骨髄由来エクソソーム製剤には、miRNA解析とIPA解析の レポートが添えられています。miRNA解析では、製剤に含まれるmiRNAを 網羅的に調べ、存在比の高い順に上位100種を確認しています。 この100種で全体の98.1%を占め、残りの1.9%が その他です。

以下は、そのレポートの結果をそのまま掲載したものです。製剤に何が含まれているかの開示であり、効能や効果を示すものでは ありません。数値はこのロットの解析結果です。製剤やロットが変われば変わります。

レポートで区分されている働き

上位100種のうち40種には、報告されている働きにもとづく区分が 付いています。1つのmiRNAが複数の区分に付くこともあります。

  • 抗老化に関わるmiRNA:8種
  • 血管炎症を反映するタンパクや血管新生を制御するmiRNA:26種
  • NF-κBを中心とした免疫・炎症ネットワークに関わるmiRNA:16種

この区分は、そのmiRNAについて報告されている働きを示すものです。 当院の治療がその働きをもたらすことを示すものではありません。 有効性については研究が進められており、個人差があるため断定は できません。

miRNA 上位100種と存在比

当院採用製剤に含まれるmiRNAの上位100種。存在比の高い順。
順位miRNA存在比区分
1hsa-miR-124622.7%—
2hsa-miR-16-5p9.2%—
3hsa-miR-199a-3p7.3%抗老化
4hsa-let-7f-5p6.1%—
5hsa-let-7a-5p4.7%—
6hsa-let-7b-5p4.7%—
7hsa-miR-21-5p4.4%抗老化 / 血管炎症・血管新生
8hsa-miR-126-3p3.6%血管炎症・血管新生
9hsa-let-7i-5p3.5%—
10hsa-miR-142-3p3.2%NF-κB免疫・炎症
11hsa-miR-423-5p2.6%—
12hsa-miR-146a-5p2.3%NF-κB免疫・炎症
13hsa-miR-223-3p1.6%抗老化 / NF-κB免疫・炎症
14hsa-miR-143-3p1.3%血管炎症・血管新生
15hsa-miR-125b-5p1.1%—
16hsa-miR-26b-5p1.1%血管炎症・血管新生
17hsa-miR-103a-3p1.1%血管炎症・血管新生
18hsa-miR-92a-3p1.0%血管炎症・血管新生
19hsa-miR-26a-5p1.0%—
20hsa-miR-335-5p0.9%—
21hsa-miR-486-5p0.9%—
22hsa-miR-148a-3p0.9%血管炎症・血管新生
23hsa-miR-191-5p0.9%—
24hsa-miR-101-3p0.8%血管炎症・血管新生
25hsa-miR-126-5p0.7%血管炎症・血管新生
26hsa-miR-151a-3p0.6%—
27hsa-miR-30d-5p0.5%—
28hsa-miR-125a-5p0.5%—
29hsa-miR-148b-3p0.5%血管炎症・血管新生
30hsa-miR-93-5p0.5%抗老化 / 血管炎症・血管新生
31hsa-miR-25-3p0.3%—
32hsa-let-7e-5p0.3%—
33hsa-miR-584-5p0.3%—
34hsa-miR-10a-5p0.3%NF-κB免疫・炎症
35hsa-miR-122-5p0.3%—
36hsa-miR-27b-3p0.2%NF-κB免疫・炎症
37hsa-miR-100-5p0.2%血管炎症・血管新生
38hsa-miR-77040.2%—
39hsa-miR-23a-3p0.2%NF-κB免疫・炎症
40hsa-miR-432-5p0.2%—
41hsa-miR-12900.2%—
42hsa-miR-342-3p0.2%—
43hsa-miR-30e-5p0.2%—
44hsa-miR-221-3p0.2%血管炎症・血管新生
45hsa-miR-185-5p0.2%—
46hsa-let-7g-5p0.2%—
47hsa-miR-320a-3p0.2%—
48hsa-miR-196a-5p0.2%—
49hsa-miR-142-5p0.1%血管炎症・血管新生
50hsa-let-7c-5p0.1%—
51hsa-miR-320c0.1%—
52hsa-miR-28-3p0.1%—
53hsa-miR-152-3p0.1%—
54hsa-miR-155-5p0.1%抗老化 / 血管炎症・血管新生 / NF-κB免疫・炎症
55hsa-let-7d-5p0.1%—
56hsa-miR-45160.1%—
57hsa-miR-425-5p0.1%—
58hsa-miR-146b-5p0.1%NF-κB免疫・炎症
59hsa-miR-24-3p0.1%抗老化 / NF-κB免疫・炎症
60hsa-miR-44970.1%—
61hsa-miR-99b-5p0.1%—
62hsa-miR-320d0.1%—
63hsa-miR-409-3p0.1%—
64hsa-miR-328-3p0.1%血管炎症・血管新生
65hsa-miR-224-5p0.1%血管炎症・血管新生
66hsa-miR-29a-3p0.1%抗老化 / NF-κB免疫・炎症
67hsa-miR-150-5p0.1%血管炎症・血管新生
68hsa-miR-34a-5p0.1%血管炎症・血管新生 / NF-κB免疫・炎症
69hsa-miR-30a-5p0.1%血管炎症・血管新生
70hsa-miR-10b-5p0.1%NF-κB免疫・炎症
71hsa-miR-660-5p0.1%—
72hsa-miR-382-5p0.1%血管炎症・血管新生
73hsa-miR-744-5p0.1%—
74hsa-miR-181a-5p0.1%抗老化 / NF-κB免疫・炎症
75hsa-miR-31-5p0.1%—
76hsa-miR-128-3p0.1%—
77hsa-miR-39600.1%—
78hsa-miR-664a-5p0.1%—
79hsa-miR-3135b0.1%—
80hsa-miR-27a-3p0.1%NF-κB免疫・炎症
81hsa-miR-1307-3p0.1%血管炎症・血管新生
82hsa-miR-625-3p0.1%—
83hsa-miR-15b-5p0.0%—
84hsa-miR-423-3p0.0%—
85hsa-miR-381-3p0.0%血管炎症・血管新生
86hsa-miR-196b-5p0.0%—
87hsa-miR-127-3p0.0%—
88hsa-miR-451a0.0%—
89hsa-miR-20a-5p0.0%血管炎症・血管新生 / NF-κB免疫・炎症
90hsa-miR-15a-5p0.0%—
91hsa-miR-23b-3p0.0%NF-κB免疫・炎症
92hsa-miR-379-5p0.0%—
93hsa-miR-182-5p0.0%血管炎症・血管新生
94hsa-miR-98-5p0.0%血管炎症・血管新生
95hsa-miR-12970.0%—
96hsa-miR-31950.0%—
97hsa-miR-43060.0%—
98hsa-miR-454-3p0.0%—
99hsa-miR-193b-5p0.0%—
100hsa-miR-144-5p0.0%—
—その他1.9%—

出典: 当院採用製剤に添付されている解析レポート「BM-MSC miRNA Analysis」。 個別の疾患や部位との関わりについては、診察でご相談ください。

未承認医薬品等についての情報

医療法に基づき、未承認の医薬品等を用いる自由診療について掲載が求められている事項をご説明します。ご判断の材料としてお読みください。

未承認の医薬品等であること

当院が使用している骨髄由来エクソソーム製剤は、医薬品医療機器等法上の承認を受けていない未承認品です。公的医療保険は適用されません。

承認された医薬品が国内にも諸外国にも無いのは、有効性と安全性を確かめる研究が、まだ続いている段階だからです。

未承認の医薬品等を医師の判断で用いること自体は、自由診療として制度上認められています。

入手経路

当院が使用している骨髄由来エクソソーム製剤は、医師の個人輸入により入手しています。国内で医薬品として流通しているものではありません。

個人輸入により入手した医薬品等については、厚生労働省が注意すべき点を公表しています。

厚生労働省 医薬品等を海外から購入しようとされる方へ

国内で承認された同様の医薬品の有無

ありません。厚生労働省医政局研究開発政策課は、令和6年7月31日の事務連絡において、幹細胞培養上清液およびエクソソーム等について「現時点で、使用されるエクソソーム等で諸外国を含め有効性・安全性が示され、薬事承認を得て製造販売されている医薬品はありません」としています。

同事務連絡は、この医療を行う場合には実施する医師の責任のもとで特に安全性に留意する必要があるとし、日本再生医療学会の「細胞外小胞等の臨床応用に関するガイダンス」を参照するよう求めています。

厚生労働省 事務連絡「幹細胞培養上清液及びエクソソーム等を用いる医療について(周知)」

諸外国における安全性等に係る情報

米国では、食品医薬品局(FDA)が承認したエクソソーム製品はありません。FDAは2019年12月6日に安全性通知を出し、エクソソームを含むとされる未承認製品による治療のあとに重篤な有害事象が報告されたことを公表しています。2020年7月22日には、再生医療製品に関する消費者向けの注意喚起も出しています。

これらは、当院が使用している製剤について出されたものではありません。ただし、承認を受けていない製品を用いる医療に共通する注意として、そのままお伝えします。

FDA Public Safety Notification on Exosome Products

主なリスク・副作用

発熱が生じることがあります。

アレルギー反応が報告されています。ただし、脂肪由来の報告であり、骨髄由来のエクソソームとの明確な因果関係は確認されていません。

点滴の手技に伴い、注射部位の痛み・赤み・内出血・腫れ、気分不良、めまいなどが生じることがあります。

本製剤は主要な欧米各国でも承認されていないため、重大なリスクが明らかになっていない可能性があります。

気になる症状があらわれた場合は、点滴中でもすぐにお申し出ください。実施後に症状が出た場合はお電話でご連絡ください。

国内の制度上の位置づけ

細胞そのものを用いない治療は、現在のところ再生医療等安全性確保法の対象に含まれていません。厚生労働省は、細胞の分泌物を用いる医療技術について法制上の措置を講じることとし、規制のあり方の検討を進めています。

対象外であることは、安全性が確認されていることを意味しません。制度が整うまでのあいだ、実施する医療機関の判断に委ねられている状態です。

治療の内容・費用・想定されるリスクについては、診察時に医師が個別にご説明し、ご同意をいただいたうえで実施します。ご不明な点は092-831-3516までお問い合わせください。

お問い合わせ092-831-3516AIに相談エクソソーム・がん検査